[コラム]イライラ棒渦巻モジュールの紹介

イライラ棒モジュールの一つである、渦巻モジュールの説明です。

外観

外観は以下のような感じです。

コースが渦巻の形をしています。

実際にやってみると特に中央付近が難しいです。

裏面は以下のような感じになっています。

基板や電子部品類がごちゃごちゃしています。


各部分のより細かいところ

コースの構成

コースの構成は以下のようになっています。

スタート直後、中央、ゴール直前の3か所にフォトインタラプタがあります。

このフォトインタラプタで、棒の通過を検知します。

それぞれの場所で棒の通過を検知したら、演出内容が変化するようになっています。

スピーカが2つ付いています。

片方はBGM、片方は効果音が鳴ります。

別に2つのスピーカをつける(さらにはそれぞれで別音源を流す)必要はないですが、なんとなく2つ付けました。


基板の構成

裏についている基板の構成は以下のようになっています。

制御用マイコンボードはArduinoProMini上位互換機を使っています。

メイン制御用と、LED制御用で、贅沢に2つ使っています。

LEDは、マイコン内蔵フルカラーLEDを使っていますが、結構制御がシビアっぽかったので別ボードにしました。

各マイコンボード間はSPIで通信してます。

電源はDCジャックから供給します。

LEDをたくさんつけたかったので(最終的には10個でしたが)、電源はDCジャックからとるようにしました。

MP3プレーヤモジュールは2つの音源を同時に鳴らしたかったので、リッチに2個付いています。

このMP3プレーヤモジュールはマイコンボードからシリアル通信で制御し、SDカードに保存されているMP3を再生できます。

Arduino単体ではMP3を再生できないので、便利です。

このモジュールは、スタートモジュール(スコア表示用PCと接続している親モジュール)とI2C通信します。

その際I2Cスレーブとして動くため、スレーブアドレス設定用のスイッチが付いています。

このスイッチは各モジュールに付いており、それぞれのモジュールのスレーブアドレスがかぶらないようにしています。

また、このスレーブアドレスで接続順番も管理しています。


LEDの演出パターン

LEDの演出パターンは以下の動画のような感じです。

パターンは3パターン実装しています。

色の変化が滑らかに、できるだけ不自然にならないようにこだわっています。


LEDの配線

よく見るとLED間の配線はあまりよろしくない感じになっています。

この部分はよく不具合の原因になります。


もっと細かいところ

本モジュール制御プログラムのソースコードは以下GitHubで公開しています。

LEDの制御(iraira_vortex_led.ino)あたりは他の作製物にも流用できるかもしれません。


この記事を書いた人

メカトロ同好部 エルチカ

本団体は、電子工作が好きな人の集まりです。 主に愛知県周辺のメイカーイベントに出展していたりします。 本サイトは、作品紹介やコラムなど掲載しております。

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